「朝の4:00」
19 5月 2011, by in ・お料理ここのところ、すっかり朝4:00起きの‘とりこ’になってしまった私。きっかけは、先日の事。
遠征に出かける夫とガイドさん達を夜中の2:45に見送った後、このまま2度寝もなんだか…と思い、まだ夜の明けぬなか家事を一通りはじめ、台所で切らしていた鰹だしを、ぼんやりミルで挽いていたら…なんと突然、窓の外から一斉に鳥のさえずりが聞こえてきたのです。目の前にある木の枝にもとまっているのか、少しやかましい程に声がするので、外へ出てみると森のあちらこちらから沢山の賑やかな可愛らしい声が。気が付けば、薄暗かった家の中に淡い桃色の朝陽の光。そして30分後、小鳥たちはどこかへ飛んで行ったのか辺りすっかり静かに…はて?なんてことでしょう…今まで家にいながらにして、こんな風に朝を感じたことが果たしてあったかしら?北海道に暮らして数年ぶりに、恥ずかしながらカルチャーショックを受けたわけなのです。こんなことで、人は変われるものなのですね。以来、朝寝坊だった私が、賑やかな鳥の声が聞きたくて聞きたくて、夜明け前に目を覚ます始末。でも、この頃の季節から北国の朝は早くなり、3:45ではもう辺りは明るい。太陽よりも早く目を覚ますことは時々にして、まずは小鳥達と同じくらいに起きてみることに。
朝の4:00。早起きとは、よいもの。朝ごはんの準備にもゆとりがうまれるし、4時間後の朝8:00には家事もほぼ終わってしまうので、その日1日の時間がたっぷりになります。そういえば、最近読みだした「薬膳・漢方の食材帳」には、‘気は朝作られると考えるので、早寝早起きを心がけて’とも書かれている。何より体のリズムが整って、毎朝決まった時間におトイレに向かう事ができるというのも、こっそりと嬉しいものなのですよ。
という訳で、これから夏に向けて自分(と家族)の体をううんと整えようと思う今年の春。もちろん、夜もうんと早く眠ります。
「煮干し+かつお節の便利だし」
・煮干し…3分の1量
・かつお節…3分の2量
・保存瓶
①材料を合わせ、フードプロセッサー(またはミキサー)で細かくする。
②瓶に入れて、保存。
この「便利だし」は、子どもたちが小さいころから使っています。離乳食の味付けや、ゴマなどお入れて自家製のふりかけにも最適。お味噌汁の場合は、大さじ1~2杯をそのまま入れて、だし汁にします。そうすれば、まるごとの煮干しもかつお節もいっぺんに体の中へ。日本人のDNAには、‘だし汁の味’も深く刻まれているのだそう。美味しいお味噌汁は、どこかおちつきますものね。