6月の花
06 6月 2007, by in ・北の暮らし
6月の北海道は、沢山の花が咲き始めます。この町のあちらこちらの空き地では、昔そこに人が住んでいた面影がみられ、いたる所にチューリップやスイセンが咲くのです。毎年毎年、ひっそりと、静かに咲いて、誰にも見られることなく1週間で花びらを落とします。そんな花を見た日は、何だか少し、胸のあたりがきゅぅっとします。
この時季は、本当に良い季節です。家のソファーに座ると、こんな景色が楽しめます。隣のおじさんが、我が家の観賞用に沢山の球根を植えてくれるおかげで、外の庭もすっかりカラフル。チューリップが咲いた後は、かわるがわる、また違う花が咲き出します。ユリ、ツツジ、ライラック。ヤマモモの木や、姫りんごの木の花。
1年間の中で、こんなにも沢山の色を見ることができるのは、この時季だけ。冬が過ぎ、ようやく暖かな日がやって来たようで、心弾むこの頃なのです。