「サリーのこけももつみ」
03 7月 2008, by in ・本と絵本
ロバート・マックロスキー作の「サリーのこけももつみ」という絵本があります。おかあさんとサリーがバケツを持って、こけももやまへ行き、こけももを摘んでいると。。。おもしろい出来事がおこる、可愛らしい絵本。ページをめくると、色のない、白黒の世界が広がっていて、読んでいるうちに、‘こけももやま’へ引き込まれてしまいます。この本が読みたくなるのは、いつも夏。なぜかというと、夏のこの時期は北海道のあちらこちらでも、ベーリーが沢山採れるのです。そして、我が家のそばも幸せな季節がやってきました。近所の農園では苺の収穫も始まり、家の庭の苺も真っ赤っか。株を変えずに放っておいた我が家の苺は皆、たくましく、大ぶりに、甘く甘く育っていました。
ハスカップを摘みに近所へ足を運ぶと、ちょうどよく色が付いて、ふっくらと房なりに。気持ちの良いお天気の中、湖から来る風に吹かれて、いよいよ楽しみな季節がやってきたことを実感するK’s kitchenです。お鍋いっぱいのハスカップ。そのまま食べると苦味もありますが、ジャムやソースにすると、それはそれは最高に上品な味になります。お砂糖を加えてお鍋でコトコト。。。色もツヤも綺麗なハスカップのソース。もう少し煮詰めるとジャムにもなります。
絵本の中で、おかあさんが話す言葉に共感。「こけももをつんだら、うちにもってかえって、ジャムをたくさんつくりましょう。そうすれば、ふゆになって、たくさんジャムがたべられるからね。」
苺に、カシス、さくらんぼ。グズベリーに、ラズベリー!おととし見つけた山桑の木も、そろそろ真っ黒な粒を実らせている頃でしょう。K’s kitchenの冬支度もこれから。そろそろ台所も、いそがしくなっていきます。