26.05.2007
in ・カヌーキャンプのお仕事
早いもので5月ももう終わり。いよいよ、新緑の眩しい6月を迎えようとしているこの頃の北海道です。さてさて、先週の道東遠征キャンプツアーは春の嵐にみまわれながらも、無事に終了いたしました。今回は、沢山食べたご馳走をご紹介させていただきたいと思います。今日のK’s kitchenは少々長めです。皆さま、どうぞ、頭の中で想像を張り巡らせてくださいませ…それでは。
5月18日夕食:ダッチオーブンで焼くローストポーク、ホワイトアスパラ、ポークと角切り野菜のトマトスープ、お豆沢山のビーンズビネガーサラダ、小さなじゃがいも「きたあかり」のラクレット、ほぐし蟹とみず菜のホワイトドレッシングサラダ、ギョウジャニンニクと卵のキッシュ、発酵バターたっぷりの焼きたてパン、桜シフォンケーキ。そしてお酒に、ホットワイン。ローストポークは前日に仕込みました。豚モモ肉のかたまりに、包丁で切れ目を入れてニンニクをあちこちに挟みます。塩、ブラックペッパーをすり込み、オリーブオイル、ローズマリーも加えてジップロックに入れてクーラーボックスへ。キャンプ場でダッチオーブンの準備が整ったら、お肉を並べて、下火を焚き火で、上火は炭火で焼き始めます。パン生地をこね始め、キッシュ用のパイ生地は、サクサクになるように、バターを入れ込みます。パンとキッシュは、今回初!のコールマンのオーブンで同時に焼く事ができました。(なんと素晴らしい!と一人感動いたしました。)
5月19日朝食:フルーツ盛り合わせと、昨晩のトマトスープをアレンジしたリゾット。隠し味のポイントは、なんとローストポークの焼き汁でした。沢山食べた日の翌朝は、お腹に優しいリゾットが多い、リトル・トリーのキャンプです。
昼食:皆でサンドイッチ作り。カヌーでひとこぎする前の腹ごしらえです。人参とごぼうにささみの胡麻マヨネーズ和えサンド、ハム、トマト、卵、グリーンリーフのトマトソースサンド、そして、お手製あかねりんごジャムサンド。カヌーを終えて、ガーリックソーセージのスープでホッと一息。こちらのスープはドライセロリがよく利いています。
夕食:牡蠣、ちらし寿司、グリーンとホワイトアスパラの天ぷら、大根とスプラウトのゆずドレッシングサラダ、そして海老で出汁をとった海老汁は、手前味噌を使用。厚岸で仕入れた均さんの牡蠣を、生のままや白ワイン蒸し、炭火焼きなどでいただきました。厚岸の牡蠣は、全国シェアのなんと7%!それにもかかわらずここの牡蠣がとっても有名なのは、やはり「美味しい」以外のなにものでもありません。冬に凍った海の底でじっくりと育った厚岸の牡蠣はこの時季が一番うまいのだそう。本当に貴重な牡蠣です。ちなみに、東京のオイスターバーでは、この牡蠣ひとつ¥500なのだそう。新鮮なサーモンといくらののったちらし寿司は、お稲荷さんも細かく刻んで酢飯に混ぜ込みました。
朝食:コールスローサラダ、野菜のミルクスープ、自家製ベーコンエッグ、丸パン、コーヒー。インド出身の彼に「朝、パンは焼くの?」と尋ねられ、今回もやはりダッチオーブンのパンは欠かせない…と、自負するK’s kitchenでした。リトル・トリーの食事メニューにベーコンとパンは必要なのですね。
昼食:釧路の副港にある喰処「鮭番屋」にて、美味しい魚を焼き焼きといただきました。お店の主人も、働いているおばちゃんたちも面白くて、本当に大好きなお店なのです。
キャンプの夜は、オレンヂ色の灯りと異国のBarの様な雰囲気の中、皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。食べて呑んで笑って話題のたえない道東の夜。K’s kitchenこと私くしも、思い出すと心がじんわり暖かくなる、そんな、そんな素敵なツアーになりました。強風の為に川旅の時間が少なくなってしまったことが今でも悔やまれてなりません。それにもかかわらず、楽しんでくださった皆さんに、心からの感謝でいっぱいなのです。今年もたくさんの美味しい、素敵な出会いがありますよう、日々台所で励みたいなと思わずにはいられません。今回残念ながら、ご参加いただけなかった方々も、ぜひ、今年のキャンプツアーを楽しみにして遊びにいらしてくださいね。それでは、また、皆さんにお逢いできることを夢見て…今日は眠りにつくとしませう。