15.04.2012
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「なんたってペンギンカールって名前が良いじゃないですか」
「日高のカールを滑るんですよ。しかもペンギン…」
とスキー仲間のNちゃんが誘うので行ってしまいました。カールとは、氷河の侵食によるスプーンでえぐったような地形のこと。有名な七つ沼カールも八ノ沢カールも行ったことない僕が行こうと決めた要因にかなり名前の良さが含まれていました。
名前で決めること、けっこうありますよね…
しかし、憧れの日高山脈の稜線に上がるとかなり危ないトコロに来てしまったと反省をしながら、あまりの絶景に感動が上回り自分に持ってる引出し使いまくりで進んでいきます。
アイゼンとピッケルにホントにお願いしますと祈りながら、狭い稜線を突き進みます。この時点ではペンギンカールの名前とか言ってる場合ではありません。
後ろ振り向いても歩いているとこは、折り紙で言うと山折りの先っぽをずっとです。
ちなみにこの日は早朝?深夜?3時集合。この時点で歩き始めて5時間程…
しかし、この日高山脈に乗っかっているかと思うと心から来てよかったと思ってしまいます。
そして、ここがペンギンカール!気持ち良かった!
歩いても歩いても落ちたら死んじゃうトコばかりなのに、ココだけ滑っても良いよと言ってくれた奇跡の場所。しかし、何がペンギンなのかは全くわかりません!
アルペンスキー1、スノーボード1、テレマークスキー2の4人パーティ。
それぞれ感動のラインを横目に見ながら、帰ります。でも山から降りるのにも5時間程かかりそうです。余裕で歩けるトコは対してありません。「優しさ」はまるで無し。
スタートし11時間後、山から降りてきました。一緒に行ってくれた仲間にホントに感謝です。
しばらくペンギンは他人の気がしません…
ちなみにペンギンカールとは…
トヨニ岳北東面にある日高山脈最南端のカールの通称です。